昔も今も
結婚はゴールインと言われます
確かに独身の
ゴールではありますが
既婚者としてのスタート
でもあります
春は別れと出会いの季節
卒業は別れかもしれませんが
進学や入社は出会いです
ゴールに向かって頑張るのは
大切なことですが
人生のゴールは
「死」
だと思うんですね
だから生きている限り
ゴールに到達しても
次のゴールがまた現れる
なんて考えると
きりがなくなるので
無理やりゴールだと
言い聞かせたい気持ちは
分かりますが
そのゴールは
本当のゴールではない
んですよね
命をかけて生涯かけて
取り組むべきことが見つかれば
話は違うのでしょうが
少なくとも私は
「そういう意味でのゴール」
はまだ見つけられておりません
20歳で就職したときは
転職するなどと考えず
23歳で転職したときは
公務員になったこともあり
定年まで勤めると考えました
恥ずかしながら公務員採用が
人生のゴールだと勘違いした
こともありました
そのときの自分は気づいていませんが
あの頃のお前は鼻についた
と後で身内から言われました
そして20年勤めた公務員をやめ
フリーという立場に身を置きました
私の人生の中でもいくつかの波があり
考え方が変わりました
同じように今の就活生たちも
新卒で就職した企業で
満足のした状態が続く保証はありません
それよりも
自分の奥底から湧き出る欲求に
目を向けられるよう
身の振り方を選択できる
状態にしておくことが
安定と言えるかもしれません
マニュアル化された就職活動で
とりあえず就職先を見つけても
日々の生活が不満だらけになる
リスクを減らすことはできません
あと気をつけていただきたいのは
まわりの大人が経験した就職活動というのは
過去の事例でしかありません
いまの学生の親は
バブル世代にかかっているケースが多く
日本が浮かれていた時代の
イメージが残っています
そんな人たちのアドバイスに乗っかっても
アドバイスした年長者たちは
責任は取ってくれません
(ほとんどの場合)
今日のまとめ
就職はゴールではなく
スタートなので
就職してからの自分のことを
よく想像してください
退職理由の多くは
事前に調べていれば
防げたものです
不動のトップは人間関係
あとは仕事の内容が合わない
待遇が良くないなど
提示された条件と異なる
というケースはあるものの
きちんと確認せずに入社してしまった
あなたの責任
になってしまいます
そういえば私が最初に就職した企業は
ボーナスが年間
5.5ヶ月分
と書かれていましたが
実際は
2.5ヶ月分
でした
1つ上の先輩にその話をしたところ
私たちも騙された(笑)
と話していました
今となっては笑い話ですが
そのときはかなりショックでした
就職をゴールにしてしまうと
方向転換が難しいので
おかしいなと思った時に
軌道修正できるよう
しっかりと備えておきましょう
倒産企業の平均寿命は
2000年以降
20年〜25年の間で
推移しています
定年まで全うできる企業の方が
少ないと思ったほうが安全です
今日よりも
一歩進んだ明日となりますように