何事も発想の転換が
大事だといいます

キャリア支援の仕事ですと

短所を逆転させれば長所になる
というのがこれに当たります

 

日本人の場合

奥ゆかしい文化が
浸透していることもあり

謙遜に表現して
目立たないようにする
ことが多いです

特に学校では
出る杭が打たれますからね

仕方のないことだと思います

 

就職活動においては
謙遜するメリットはあまりなく

アピールポイントを
きちんと強調しなければ

企業から見れば
その他大勢の一人
となって埋もれます

それを逆手に取って
盛ったアピールをする方
がいるのは事実です

嘘はいけませんが

アピールポイントを
際立たせるエピソードを織り込む

のは良いと思います

 

就活生が大きな集団になることで

個別の特性を見抜くのに
時間がかかります

時間がかかるということは
コストがかかるということです

 

業種により違いはありますが
数百名程度の従業員規模でも

人事担当者は
1人〜3名程度です

 

求職者側の立場で
毎年企業説明会を開催していましたが

担当者はほぼ毎年同じ方でした

 

採用側からしてみれば
少ない人員で
計画的に
新卒採用しなければなりません

 

会社によって

採りたい学校
がありますし

採らなければならない学校
もあります

 

求職者(就活生)は
自分がどの企業から求められているか
を知ることで

活動の方向性を
絞り込むことができます

つまり
就職活動がラクになる
ということですよね

裏を返せば未経験でも
実務経験につながる経験を整理
することで

応募する企業への
具体的なアピールが
できるようになります

 

もう一つ発想の転換で
お伝えしたいのは

弱点を裏返してアピールする
のも良いのですが

弱点が目立たないくらい
得意分野をアピールする

ということです

あるTV番組でメイプル超合金の
カズレーザーさんが話していました

彼は赤い服が特徴的ですが

赤い服を常に着用することで
「赤いヤツ」
としての情報が強すぎるから

最悪、オレが喋れなくなったら
違うヤツが同じ格好をしていれば
バレないだろうし

スベったこともかき消されてしまう
だろうとのことです

真偽の程は分かりませんが

記憶に残す作戦
としては興味深いです

 

いまは多くの新卒一括採用で
行われているSPI等の学力検査

これを突破するには
SPIの模擬試験を受けたり

勉強をして試験慣れしておく
という方法を取る方が多いです

 

でも
自分が入りやすい企業を探す
という意味では

SPIが苦手ならば
筆記試験を取り入れていない企業を探す

面接でガンガン自分のことをアピール
して内定を得る

という方法でも良いわけです
(見つかるかどうかは別の話として)

 

苦手なことに取り組む努力は
素晴らしいですが

現状の新卒一括採用は
かなり限られた短い期間に集中
しますので

実際の業務で弱点が影響しない職場
を探すことも

一つの作戦ではないかと
考えています

 

企業でどんな人物を採用
しているかという情報は

学校のキャリアセンター(就職課)に行くことで
それなりの情報は入手できます

 

これも学校がどこに重きを
おいているかによりますので

中にはOB・OGの情報を共有していない
ケースもあります

 

推奨するわけではありませんが
そんなときは

エージェントを利用する

という方法も選択肢に入れることで
第三者の視点を入れることができます

 

就職活動がマニュアル化
しているからこそ

マニュアルから外れたところに
情報は眠っています

宝探しをする感覚で

自分にしか得られない情報
を集めるということも

どんどん取り入れたらいいと思います

 

今日のまとめ

 

困ったときほど
頭が固くなるので

角度を変えて見られるよう
日頃から訓練しておく
ことが大事です

 

用意されたもの(メニュー)から
選ぶことに慣れてしまうと

自分で何かを組み立てる
ことができなくなります

 

そんなときは

まず逆の立場だったらどうするか

この人だったらどうするか

そういう視点で見方を変えてみましよう

 

慣れてくれば
発想を柔軟に変える
ことができるようになりますよ

 

今日よりも
一歩進んだ明日となりますように