10月に入り、週に一度は求人のご案内をいただきまして、担当する訓練生へ随時紹介していたところですが、ここにきて第二新卒の方が急に動き出しました。

大学卒業時に就職が決まらず、こちらの訓練へ参加することになった方。大卒から2年経過すると、大学院卒の方と同い年となるため、早期就職を含め、複数の方策を提示していました。

しかし、口では早期就職したいと言いながら、行動が伴いません。どうしたものかと考えていましたが、先週から人が変わったかのように積極的な情報収集を行うようになりました。

一つ思い浮かぶのは、10月の第三日曜日には関連する国家資格の試験が実施されます。はっきりとは言わないものの、試験を終えるまでは就職活動に割くエネルギーをセーブしていたようです。

時を同じくして、現時点で就職が決まっていない2年生も急に動き出しました。その方は、1年生よりも一つレベルの高い資格試験を受験したのですが、この2人の動きを見る限り、自分なりのスケジュール管理がされているように感じます。

キャリコンの立場としては、明確にスケジュールを描いているならば先に教えていただけるとありがたいのですが、この辺りコミュニケーションを苦手とする方の特徴でもあります。もちろん、私に対する信頼性が高くないということも認めなければいけません。

2016入社に向けた活動では、ほぼ3月のうちに内定が出揃い、あとは苦戦するという感じでしたが、今週は一気に既卒者3名が内定をいただき、別の既卒者3名は積極的に活動するようになり、他の訓練生も引っ張られるかのように求人票を見始めました。

「資格試験があるから」という理由で就職活動へ積極的になれない気持ちはよく分かります。ただ、それよりも嬉しいのは、活動しない理由であった「資格試験」が終わったらすぐに気持ちを切り替えて就職に目を向けるようになったことです。

来年も経団連ルールが変更となり、大学生が振り回されそうな予感はしますが、こちらはいつも通りに準備を進めるだけです。

学業に専念させてあげたいという想いは一緒です。

年内、残すはあと2ヶ月。