キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

仕事柄、いろいろな方と接するなかで、障害を抱えた方と接する回数は他の仕事の方よりも多いのではないかと感じています。

昨日の日経新聞・社会面で「発達障害の被告、懲役14年確定へ」という記事に目が留まりました。

姉を殺害したという殺人罪に問われた被告は、アスペルガー症候群でしたが、大阪地裁(1審)では、「社会的な受け皿が用意されていない現状では、再犯の恐れがある」と判断し、求刑を上回る懲役20年を言い渡されたと書かれていました。

発達障害に対する整備ができてないのは、本人のせいではなく国や行政の責任だと思うのですが、「長期間、刑務所に収容することが社会秩序の維持にも資する」と判断した裁判所の判決には疑問を抱かざるを得ません。

もちろん殺人というのは人命を奪うという許されざる行為であることは間違いありません。しかし、行為を裁くだけにとどまらず、犯罪に至る背景を把握しなければならないのではないかと感じました。

就職活動も同じで、生まれ育った背景を振り返り、過去を踏まえたうえでのキャリアプランを考えていかなければ、長続きしないことが多いのではないかと考えます。