キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。
本日は、昨日の日経新聞、経済教室面・時事解析「正社員改革の論点」に注目しました。
前日から、続いている記事ですが、いわゆる「なんでもあり」の正社員ではなく、職務や勤務地、時間外ゼロという条件を定めて雇用する「職務(ジョブ)型正社員」について触れられています。
先進国において、仕事の内容を定めないで雇用契約を結ぶ日本は珍しく、欧米では「これこれの職務に対して、いくらの賃金を払う」という契約が定められています。欧米は契約社会ですから、曖昧な取り決めは一般的ではありません。
したがって、自分の専門性を意識しやすい雇用形態といえますし、自分の仕事がなくなれば次の職場を求めて活動することになります。
しかし簡単に移行できない障壁がいくつかあるようです。
日本式の「なんでもあり」の総合職型正社員ですと、急な残業、配置転換、転勤などに応じることが求められます。その見返りとして正社員雇用が保障されることになるのです。
これまで、会社の都合に合わせて社員が働いてくれていたのに、社員へ仕事を明確に割り当てることになるわけです。
日本式の業務形態では仕事は人に付くことが多く、仕事の内容を明確に切り分けて、担当を柔軟に入れ替えるというやり方は浸透していません。
このあたりが柔軟にできるようになると、障がい者雇用の促進にもつながってくるのではないかと考えています。
キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと18日
