キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

昨日の日経新聞、大学面で「講義もバリアフリー 障害もつ学生の理解度アップ」という記事がありました。

日本という国は、健常者中心の社会だとよく言われますが、近年では身体などに障害のある学生支援が充実してきているということが述べられていました。

聴覚に障害をもつ学生(記事では学校名、個人名が書かれていましたが、割愛します)が、2年前までは講義内容を筆記する「ノートテイク」というサポートを受けていましたが、昨年からは授業中3人の支援学生が付いてパソコンに先生の言葉を打ち込む「パソコンテイク」という支援を受けられるようになりました。
この学生は、支援のおかげで向学心が高まり、今年の春から大学院に進学したそうですが、これまで障害をもっていることが壁としてはばかるだけでなく、そもそも障害があることで意欲が起きにくいというケースがたくさんあったのではないかと思われます。

特に日本は既得権に対する考え方が強いので、健常者の権利を奪われるという視点になりがちですが、人口が減っているのですから、皆が協力していかなければ国としての競争力がどんどん落ちてしまうような危機感があります。

もっとも、障害をもつ方を受け入れるためには、健常者と比べてスタッフが必要ですし、コストもかかります。この辺りは、トップの理解がなければ前に進みづらい点でもあります。

週末、乙武洋匡さんのTwitterで、とあるレストランで車いすの入店を拒否されたというつぶやきがあり、賛否両論のリツイートがたくさん出ていたようです。
私は、それぞれが権利を主張するだけではなく、皆が気持ちよく生きていくという視点で行動していきたいと改めて感じました。

キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと33日