まだキャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

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ネガティブなクライアントと接していると、その瞬間だけ切り取ると感情的な思考に陥ってしまうことがあります。特に、自分の価値観を真っ向否定されるような強い言葉を投げかけられたときにそうなってしまいやすいと感じています。

人間なので、ある程度の感情は仕方ないと思う一方で、キャリア・コンサルタントという立場で接している以上は、プロとして客観的に捉えて適宜臨機応変に対応していかなければなりません。
しかも、クライアントはコンサルタントが過剰反応してしまうキーワードを知っているわけもなく、無意識に発している言葉であることが多いので、そんなことにいちいち反応していてはプロとしては失格ではないかとも思います。

さて、今日は冒頭でも触れましたが、クライアントがネガティブな言葉を連発し、感情的になってしまったとき、どのような対応をすればいいのか考えてみました。

相手がカッカしている状態では、何を話してもうまくいかないとあきらめてしまうのは簡単です。
私の職場環境ですと、今日は意志疎通がうまくいっていないようだから、明日に持ち越しませんか?という投げかけをすることができます。
一方で、相手を選べない立場の場合、予約や順番待ちという相手が時間を作って相談に訪れている場合、特に有料の相談業務ですと、相手の状態に合わせて対応しなければなりません。

なぜクライアントはネガティブな感情になってしまうのでしょうか?
ネガティブになる要因として、それまでに培われた世界観や、過去の体験が大きく影響していることがあります。

例として、応募書類の添削をしようとして真っ先に「ごめんなさい」という方などは、これまでの人生であまり承認されていなかったり、否定的な言葉のシャワーを浴びてきたりしていることが分かったりします。
人間という生き物は承認欲求を持っているのですが、これまでの人生で満たされていないのであれば、担当したキャリア・コンサルタントがその人となりを受け入れながら心をとかしていくことも求められます。心が固くなっていると、どうしても目の前のことにばかり集中してしまい、先の目標を捉えにくくなるからです。

また、キャリア支援の勉強をしていると、自分の得意な理論を中心に考えてしまいがちですが、クライアントに寄り添うことで、クライアントから発せられる欲求を感じながら、パターン化されたものではなく柔軟なコンサルティングができると考えています。

実は、あるクライアントさんが、ここ一週間くらい感情的になってしまっていたのですが、話の角度を変え、視点を変え、全然関係ないところで承認の言葉をかけ、ようやく今日の午前中に本心を吐露してくださったということがあり、クライアントに寄り添うという点で良い経験ができた一日でした。



2級キャリア・コンサルティング技能検定(第12回)の合格発表まで、あと9日です!


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