キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。


昨日は、5年前に社会人となった若者たちと、都内で食事をしてきました。
彼らも、新人のときには見えなかった多くのことに気づき、今では後輩を指導する立場になっています。
巣立った若者が、成長した姿を見れるのは嬉しいですね。

親のありがたみがわかるのは、自分が親になってから、という方も多いでしょう。
(私がそうでしたが)
彼らも、後輩の指導を任されたことから、会社での自分の立場というものを真剣に考えるようになったようでした。

私は、1995年から途中2年間を除き、新卒者への就職指導を行ってきたのですが、基本的には表現力が年々低下しているように感じています。
年によっては、良くなる時もあるのですが、長い目で見ると、低下しています。

参考までに、学科試験の成績については、記憶力を問う問題はそうでもないのでが、思考力を問う問題は確実に低下しています。小学校のときから、あんなに勉強しているのに、学習が記憶に定着していないなんて悲しすぎます

彼らと会う時は、学生時代の振り返りになるわけですが、5年前の彼らと、いま担当しているクライエントとは、表現力に大きな差があると感じてしまうのです。
小学校の高学年から受験のテクニックを重視した勉強をさせられ、大人の作ったシステムで評価されるよう勉強の仕方を押し付けた結果、「思考する」「表現する」という訓練が乏しくなってしまったのではないかと考えています。

大切なのは、受験で志望校に入ることではなく、自立してから何をして(メシを食って)いるか、ではないでしょうか。

しかし、相手の表現力が乏しいときこそ、私たちカウンセラーの腕の見せ所です。

何が明確になっているのか?
あいまいなまま進んでいるのは何なのか?
やりたいと話していることを本当に望んでいるのか?
もし違うなら、本当に望んでいることは何なのか?

自己表現に慣れていない(特に)若者を相手にするとき、キャリア・カウンセラーの責任を強く感じますね。

キャリア・コンサルティング技能検定 第9回 2級試験の合格発表まで、
あと11日