キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。
2 相談実施等に係る諸理論及び諸制度
3 相談実施技法
昨日は、2科目について触れましたが、途中までしか書いていないので、続きを書きたいと思います。
C.2-⑤職業能力開発、2-⑥雇用管理、2-⑦労働市場、2-⑧労働法規 (11~13問程度)
ここは、問題数としては一番多い部分ですが、知識分野も幅広くなっているので、
短時間で学習するならば、過去問題で出てきた内容を手がかりにするのがよいでしょう。
キャリア・コンサルティング技能検定の試験は、厚生労働省の管轄ですから、法律関係は厚生労働省の関連が多くなってきます。外せないのは、
職業能力開発促進法(職業訓練の関係)
職業能力開発基本計画(今だと、第9次ですね)
です。
ネタバレになってしまうのですが、
第9回の問27に出てくる法律と、分野との関係について理解を深めておけると、合格に近づけるような気がします。
なじみがない方にとっては範囲も広く難しいように感じるかもしれませんが、この部分は過去問題を繰り返し実施することで少しずつ身に付きますので、焦らず取り組んでいきましょう。
労働市場の分野 : 雇用対策法、職業安定法
個別的労働関係の分野 : 労働基準法、労働契約法
団体的労使関係の分野 : 労働組合法、労働関係調整法
私の場合、15年ほど前に、職業訓練指導員免許を取得しており、そのときの試験勉強で学習した内容が含まれているので、比較的学習しやすい分野ではありました
第7回までの学科試験では、13問出題されていましたが、今回は少なく10問でした。
そのうち8問正解でしたので、よしとしています
D.2-⑨メンタルヘルス (3問程度)
うつ病に関する問題が、1問は出題されると考えていいでしょう。
他には、労働者の心の健康、職場環境や復帰支援などに関するもの。
あとは、試験前のタイムリーな内容から出題されているような感じがします。
全部で3問なので、一般的なメンタルヘルスに関するニュースなどにアンテナを張っていればよいでしょう。
F.3-①相談実施の基本的スキル、3-②相談実施過程 (6問程度)
ここは、やや実技よりの内容になっています。
ヤマをはるのは難しい部分ですが、
標準レベルのキャリア・コンサルタントに求められている傾聴スキルが身についていれば、さほど難しくありません。
と書かれても、このブログを読まれている方は、きっと標準レベルの講習を受けていないから学科試験を受けなければならないという方も少なくないはずです。
考え方を変えてみると、勉強しなくても正解率が高い方は、すでに日常業務で実践している中で身についているとも言えます。
理解していなくても実施することはできますが、理解していたほうが質の高いキャリア・カウンセリング実践できますので、周りで一緒に勉強できる仲間がいれば、過去の実技試験で使用されたロールプレイ・ケースをもとに実技(面接)試験の練習をしてみてはいかがでしょうか?
私が受検するにあたり、アドバイスをしてくださった現役キャリア・コンサルタントの方がいらっしゃるのですが、キャリア・コンサルタント相互のスキルアップのために、勉強会の開催や、実技(面接)試験の対策講座などを実施したいと考えているようでした。
現時点でも、複数の資格取得者が対策講座などをされているようですから、不安な方は場数を踏むという意味で、1日で2~3万円の費用がかかりますが、自己投資する価値はあると思います。
地方に住んでいて、なかなか都市部に出ることができない方や、費用をかけたくない方などは、過去問題中心にストイックにコツコツ勉強するのがいいのでしょうね。
中には、Skypeを利用したオンラインでの面接試験対策を実施されている方もいらっしゃいます。
これからは、そういう文明の利器を活用することで、活動の幅が広がることもあるのでしょうね。