キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

昨日、学科試験の出題傾向を把握したほうがいいと書きましたが、理由があります。
それは、得意分野と苦手分野の分析をすることで
残り時間に応じて柔軟に勉強
することができるからです。

では、どんな分野があるか見ていきましょう。
(協議会webサイトから、試験科目、範囲並びに細目と見比べるといいかもしれません)

参考までに、第3回、第5回、第7回については、問題分野の配分は、ほぼ同じでした。
それを見越して、第9回の試験に臨みましたが、若干変更されていたので、鵜呑みにするのはリスクがありますが、参考にはなると思います。

1 キャリア・コンサルティングの社会的意義 (4問)
過去5回の学科試験において、問題数は変わりません。

どのような仕事なのか?
どんなことが求められているのか?

という基本的知識を求めていますので、この4問は外せません。

過去の問題を見てみると、
キャリア・コンサルタントの役割
キャリア・コンサルタントの活動範囲と義務
キャリア・コンサルタントの倫理
キャリア・コンサルタントを取り囲む社会的な動向

このあたりからの出題です。
最後の、社会的な動向についてですが、
「○○白書」と呼ばれるものから出題される傾向が2回続いています。

第7回試験では、「平成23年版労働経済白書」から
第9回試験では、「平成24年版高齢社会白書」から
それぞれ、1問ずつ出題されています。

このあたりは、時間の余裕があれば、概要版でも目を通しておくとよいでしょう。
ただし、日ごろから日経新聞や、webから情報収集に敏感であれば、自然と頭の中に入っていいるものではないかと思います。

☆☆ 解答にあたっての注意事項 ☆☆ の中に、
平成○○年4月1日現在において施行されている法令等に基づいて解答してください
とありますが、上記の「白書」については、いずれも4月1日以降に公開されているものです。

ぜひ、試験勉強の際は注意してください。

4 相談実施の包括的な推進と効果的な実施能力 (7~8問)
過去の5回分で、若干問題数が違いますが、概ね7問程度出題されています。

キャリア・コンサルティングの関する教育、普及活動
環境への働きかけ
キャリアコンサルタントをとりまく組織的、人的ネットワーク形成
自己研さん、スーパービジョン
キャリア形成支援者としての姿勢

このあたりからの出題です。(上の青字は、すべての試験で2問出題
試験科目の14については、比較的わかりやすい問題が多いように感じます。

過去問題を解いていると、本日取り上げた2つの科目は正答率が高くなるはずです。
ぜひ試験本番のときに、100%の正答率となるよう取り組んでください。

この部分は、そんなに多くの時間を割く必要はありません。
むしろ、早めに終わらせて、残りの40問近くを攻略する時間をねん出しなければ合格は見えてきません。

残りの2科目については、次回に書きたいと思います。