キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。


本日は、昨日の日経新聞・夕刊から、3つの記事合わせ技で注目しました。


まずは、生活・ひと面 「女と男の いい分イーブン」から。
夕飯を家で食べるか、食べないか。多くの家庭では女性が食事の支度をすることが多いのではないかと思うのですが、
朝「今日は残業になりそうだから」と話していたにもかかわらず、夕方になり「早く上がれそうだから家で食べるよ」なんて電話しようものなら不機嫌モードに突入してしまうことになると書かれています。
一方で、共働き夫婦では、夫から「今晩どうする?」というメールがくると『家で夕飯を食べたい』という意味なので、妻はあれこれ悩むことになるのだとか。
最近では、男性の家事分担率が向上しているようですが、まだまだ女性中心で回っています。
相手の負担を考えられる余裕を持つためには、やはり自分でやってみないと分からないことも多いです。
思いやる人間になるためにも、自分でもある程度負荷をかけて努力してみるという行動、果たしてどのくらい人が取れるのでしょうかか。
次に、同じページの右下に「Nippon ビジネス戦記 面接成功のコツ」という記事がありました。
DHLグローバルフォワーディングジャパン社長 マーク・スレード氏のコラムです。
面接試験について、選ぶ側からの視点で書かれています。
面接というものは、会社の成長にとってとても重要なことであり、判断が悪ければ高い代償を伴うと述べられていました。
一つ興味深かったのは、「あなたの欠点は何ですか」という質問に対し、「完璧主義です」とか「どれだけやっても満足しません」という長所を巧妙に短所に変えてしまう答えに対して興ざめすると書かれていたことです。
一般的な面接講座では、短所を長所に置き換えられるような返答を準備するよう指導されることが多いのではないでしょうか。
面接は、人生の大きな転機に立ちはだかる壁になります。どうやって突破するか、その先の人生にも大きな影響を及ぼします。
最後に、社会面から『「DJポリス」に総監賞』という記事です。
私は残念なことに、サッカーW杯ブラジル大会出場を決めたとき仕事をしていました。
時を同じくして、試合会場だけでなく、渋谷のスクランブル交差点付近でも大勢の人が歓喜に沸いていたようです。
いつも混乱して話題になるスクランブル交差点で、雑踏警備にあたった機動隊員が軽妙なアナウンスで大きな混乱もなく誘導したことが評価されたとの事です。
ネット上では「DJポリス」として話題を呼んだそうですが、私は知りませんでした。
記事の中では、「警察官による警備は威圧的になりがちだが、(この)隊員のアナウンスは場の空気をほぐし、サポーターからは「お巡りさん」コールも(起きた)」とあります。
さて、今日取り上げた3つの記事ですが、全てに共通しているのは相手の立場に立つということです。
夕飯の準備にどのくらいの時間がかかるのか?
栄養バランス、献立のアイデアなど見えない努力に気づいたか?
応募者視点ではなく、面接官が真に知りたいことは何か?
入社が目的なのか、それとも会社の繁栄が目的としているか?
圧力をかけて抑え込むのが目的なのか、それとも安全を保つことを目指すのか?
これらの記事から、上質のコミュニケーション能力を感じ取ることはできないでしょうか?
昨日は、新聞休刊日で夕刊のみでしたが、興味深い内容でした。
キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと12日