キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

8月に入り、4月異動の方もそろそろ新しい職場に慣れてきたころでしょうか。
環境が変わることで、一番大きいのは人間関係ではないでしょうか?

昨日の日経新聞・総合経済面に「その叱責効果ある?」という記事があり、目に留まりました。
記事の中で、叱ることが部下の「育成につながる」と答えた課長級89%に対し、一般社員56%は「やる気を失う」と回答しています。

この叱責とやる気の関係は、単純な相関関係ではなく、そもそも論として上司と部下のコミュニケーションがどの程度構築されているかの関係がより大きく影響していると考えます。
上司がチームリーダーの役割を担い、方向性の決定と要所での意思決定をしっかり行い、トラブルがあったときに矢面に立って処理するなど、信頼を得ている上司からのば叱責はやる気につながると思うのです。
一方で、一貫しない命令(判断がブレる)や、トラブル発生時に現場へ丸投げするなど、普段から役職者として責任を果たしていない上司に叱責されると、やる気は削がれるのではないでしょうか。

この記事の中では、「褒め」についても述べられていましたが、アンケートの結果から見えるのは上司と部下の温度差ではなく、上司がどのくらい責任を果たしているかの指標なのではないかと感じました。