キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

昨日は、地元の商店街でのイベントがあり、20代半ばから独立している方とお話しさせていただく機会がありました。

いずれも、地元では名の通った大学を出ていますが、就職という考えを持たず、学生時代から自分で独立することを考えていたそうです。

28歳のAさんは、22歳のときに友人と2人で整骨院をオープンしました。
3年間は地元を離れ、知り合いのいない中で腕を試すつもりで始めました。もし失敗しても、20代のうちに借金を返して、30代でもう一度チャレンジできるので、やるなら早い方がいいという結論に至ったそうです。

3年間、地元の知り合いがいない中で常連さんをつかみ、事業計画でも多くのことを学び、3年前に地元に近い街で本格的にオープンしました。3年間の経験をもとに、アイデアを盛り込んだ経営方針で、2年目には繁盛店(治療院なので店という表現は相応しくないかもしれませんが)になりました。

人柄も良く、いつも多くの笑顔に囲まれています。自分の手の届く範囲は、皆笑顔でいてもらいたいという想いが強く、商店街でも人気者。地元の大学生からも慕われる。出身校からは若くして自立した経営者として就活イベントに毎年呼ばれているそうです。

25歳のBさんは、目標がお金持ちになりたいと話していました。
お金を蓄えるのに、企業に就職する必要はない。今では、ネットビジネス、オンライン投資など、組織に属さないでも収入を得る方法はいくらでもあると語っていました。

そんなBさんの先輩には、すでにネットビジネスで成功している方がいらっしゃるようで、(具体的には書きませんが)20代で優雅な生活をしているのだとか。
自分の身近に、目標となる存在があったことから、就職活動することは最初から視野に入れていなかったそうです。

Bさんの目標は、若い人たちから目標にされる存在なりたいのだと話してくれました。
ナンバーワンにならなくてもいいのだけれど、自分のような生き方も選択肢の一つとして考えてもらえるような存在になりたいと熱く語ってくれました。

日本の学生たちには、これといった目標もなく、大手企業を目指す傾向が依然として強いのですが、自分の将来像を描けないまま就職活動する若者が多いのではないかとも感じます。

自分を含め、今の大人たちは、子供たちの目標となる存在なのだろうかと考えさせられる良い機会でした。

キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技試験の申込締切まで
あと4日


キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと63日