キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

私は、日経Wプランを契約していて、自宅では紙の新聞を契約しているのですが、通勤時間が約2時間という状況なので、記事の閲覧はほとんどAndroidアプリで電子版を読んでいます。
iPhone用は紙面と同じレイアウトを見てから、記事のテキストだけ読めるようになったのですが、Androidではまだ対応していないようで、文字ベースの記事を追いかけているのです。

そんな中、昨日の電車で見かけた記事が、電子版の紹介
「就活うつに負けない 兆候と対策」です。

記事によると、4人に3人は不安に感じているとか、今年の4月に財閥系企業へ入社することが決まっている人の体験談だとかが書かれているのですが、だからなに?という内容なんですね。

まず、就活生で自分を持っている人が圧倒的に少ないわけです。
就職活動といえば、とりあえず大手(というかCMやスポンサーロゴを見かける有名)企業に対してエントリーシート(ES)を提出することから始まります。

しかし、準備はほんの数か月前に始めたばかり。
中には、一夜漬けで臨むような強者(?)もいるんですよね。

そのくせ、自分の将来はどうなるのだろう???
と不安になる。

もうめちゃくちゃです。
そんなに不安になるのなら、なんで事前に準備しておかないのでしょうか。
それは、そもそも大学に入ったときの目標設定があいまいだからです。

記事の中では、就活を分かっていない親に言われる言葉で気持ちがつらくなる時があると書かれてました。

確かに、大学受験までの進路は、自分一人で決定することはほとんどなく、必ず回りの大人たちが事細かにサポートしています。

体は一つなのに、受験には滑り止めという意味不明なものが存在します。
中には、大学を10個くらい受験する方もいるそうで、目的が大学入学になってしまっているので、次の目標が見つからず迷走してしまうようです。

学校は、受験料や入学金、そして授業料などお金を払って在籍させてもらう場所です。教員や講師の中には学生のためにという想いはあるのですが、学校組織としては経営が第一です。入口をたくさん設けて、知ってもらって、利用してもらってお客様になっていただきたいのでハードルは低く設定されています。
ところが、企業の目的は利潤の追求です。入社したからには、直接部門の社員ならば最低でも給料の10倍は利益を上げてもらい、会社を潤わせなければならないのです。

こんなにも目的が違うのに、まるで試験の一夜漬けのように就活に挑むのですから、うまくいくとは思えません。

就活の成功には、幼いころからの環境や、人間関係が少なからず関係します。そういうも含めて味方につけてもらいたい、そう願います。

キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと86日