キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

昨日の、日経新聞の連載記事「働けない若者の危機」より。

就職支援に限らず、成功したモデルの真似をして自国に取り入れるというのはよくある話です。
平成不況(バブル崩壊)が日本の経済へ与えた影響は膨大なものでしたが、
世界同時不況(リーマンショック)が与えた影響は、さらに大きなものでした。

内定取り消しが社会問題となり、経済的に回復してきていると言われながらも活気が戻りません。
キャリコン検定の試験問題にも、この2つの単語は登場するのですが、いつ不況になるのか分からないので、、、という不安が抜けなければ、企業側も採用するにあたりリスクが足かせとなります。

とはいえ、新卒大学生の就職率が0%という話は聞いたことがありません
誰かは必ず就職しています。

1.まず、やりたいことが明確であること。
2.そして、長期間のビジョンが明確であること。
3.さらに、自分の能力を客観的に捉えていること。

ほとんどの若者は、「1」で躓きます。
やりたいことを考える機会が無かった人間が、これを考えるのはとてつもなく大変な作業なんです。

次に、「2」ですが、これは社会人であっても、はっきりしていない人はたくさんいます。
最近では、キャリアプランについて定期的に考える機会を設けている企業が増えているようですが、仕事のモチベーションを維持できるようコントロールするためにも、常に意識のどこかに置いておきたいものです。

最後に、「3」ですが、これは相当難しいです。
私自身、客観的に捉えられているか?
もちろんそうは思っているつもりですが、改めて聞かれると躊躇してしまうかもしれません。

最近は、滾(たぎ)るような気持ちを見せてくれる若者が少なくなりました。
子供のうちに、自分で気持ちことを成し遂げるという成功体験が乏しいと、そういう湧き上がるような想いは出てこないのかもしれませんね。

欧米に比べて、日本では寄付という行為があまり身近ではありません。

毎年夏に放送されている、某テレビ局のチャリティ番組が最も身近な寄付の機会かもしれません。
寄付に限らないのですが、熱い想いを支援してくれる人たちが、もっと身近に感じられることで変化もあるのかもしれない。
そんな気持ちになった記事でした。

キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと87日