キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

IT業界と近い場所にいながら、iPhone登場時にスマートフォンには興味がなかったのですが、2年ほど前にスマートフォンに機種変更してから、気づけば4台のスマートフォンを所有しています。

さて、昨日のニュースは選挙関係が多い中、日経新聞・企業面から、経営の視点「携帯の10年が示す教訓」という記事に目が留まりました。

日本の携帯電話は、世界標準を気にせず独自の進化を続けてきました。その結果、スマートフォンが普及するにつれて、フィーチャーホン(いわゆる普通の携帯電話)は、生物が独自の進化を遂げたガラパゴス諸島になぞらえて「ガラパゴス携帯」などと呼ばれるようになりました。

携帯電話が普及した頃は、日本の携帯電話業界で先端を走っていたNECがスマートフォンから撤退するという報道をしていると書かれています。
原因は、国内需要にばかり目を向けて、たえざる機種更新や高機能化の要求に応じているうちにメーカーとしての体力を消耗してしまい、世界戦略を打ち立てる機会を失ったと続いていました。

島国根性という言葉からも、日本は海外とは独自の路線を進む傾向が強いのだと感じさせられますが、人口が減少していく過程で、国内需要に囚われてしまうと、競争力を失う原因になりかねないことを警告しています。

日本の学校教育に関しても、入学するまでの努力が大事で、入ってからは休憩するという本末転倒の環境を早く修正していかなければ、経済だけでなく、技術を生み出す人材にまで致命的な打撃を被るのではないかと不安を感じるのでした。