キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。
昨日の日経新聞、社会面で「大学生 親にべったり」という記事が掲載されていました。
記事の中で、ベネッセ教育研究開発センターの担当者は「少子化に加え、就職難で親子関係が密接になる傾向がさらに強まっている」と分析しているとのことでした。
この記事では、少子化+就職難が影響しているとありますが、これは結果論ではないでしょうか。
少子化により、親子関係が密接になったことと、度重なる不景気(バブル崩壊、リーマンショック等)の影響で経済が右肩下がりになり、心配する親が子離れできない結果、親子関係が密接になった。
さらには、苦労してほしくないと願うがゆえに、苦労しないレールを親が敷いてその上を歩かせようとしてしまう。気づいたときには、子供は自分の決断を何もしないまま成人しており、自分で決断できない、いや、決断するということすら考えない大人になってしまった、ということではないかと考えます。
では、どうすればいいのか?
答えは簡単です。大人が一歩引いて子供に考えさせる習慣をつけるということです。
子供は、いずれ大人になり社会の一員として経済を循環させる役割を担います。そのことを自分で考えられるような環境を親をはじめとする大人が作ってあげる必要があるのではないでしょうか。
日本は、飛びぬけた能力よりも、平均的に高い能力がある方を評価しがちですが、本人の特性に合った考え方を尊重できる社会にしていかなければ、優秀な能力も埋もれてしまいます。
言葉で言うほど簡単ではありませんが、自分の能力を客観的に捉え、社会とのかかわりにおいて自分の役割を自分で決められるような援助をしていきたいと感じました。
キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと25日
