キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。
昨日、学校週6日制について専門家が述べた記事を読みました。(どちらのリンクも同じ内容です)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130208/edc13020807310000-n1.htm
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/628918/
(リンクは、古くなると切れてしまうかもしれません)
今日は、この記事を読んで個人的に感じたことを述べたいと思います。
日本の教育制度を決める方には、一番大事なことが欠けている。
子供たちが20年後に、どうなっているか?
ちゃんと見据えていますか?
私は、ここを見れていないように思います。
私が尊敬するキャリア・コンサルタントの一人が述べた言葉なのですが、
「親が勧める企業は候補から外しなさい。なぜなら、その企業は20~30年前に名が通っていた企業で、現在は衰退している可能性が高いからです。」
30年前の価値観ですと、商社系が花形だったように記憶しています。
(うちの兄が、「なぜか笑介」というマンガを持っていて、商社の社員が主人公でした)
20年前ですと、バブル崩壊し消費者金融が成長した時期と重なります。
(私が、「ナニワ金融道」を愛読していました。ドラマにもなりましたね)
面白いのは、30年前に消費者金融に勤務していることを中高年層はどう評価したでしょうか?
「あそこの息子さん、金貸しの会社に勤めてるんだって」
という感じで、見られたのではないでしょうか?
でも、20年前ならば、
「金融関係のお仕事されているなんて、素敵な職場ですね」
と一変していたことでしょう。
(すべて、私の偏見と憶測ですが)
では、10年前はどうでしょう。
ネット通販が普及し始めたころです。
このとき、Amazonの日本法人に勤めることを勧めた親はどのくらいいるのでしょうか?
当時、ニュースステーション(当時は久米宏さん。現在は、番組がかわって報道ステーション)で社長にインタビューしていました。
なんとなく覚えているのは、日本で(書籍の)ネット通販という仕組みが普及すると思うか?
という質問を投げかけていたように思います。
インタビュアーの印象としては、成功にたいしてやや懐疑的なニュアンスで質問していたように感じたのです。
でも、今やネット通販の企業は大成功していますよね。
2014年度入社予定の人気第1位は、「明治安田生命」だそうですが、2位,3位は金融系です。
これから就職する学生さんには、ぜひ10年後、20年後に衰退しない企業を選択してもらいたいと願っています。
私が、キャリア・コンサルタントとして活動するうえでは、発展や衰退の流れももちろんですが、やはり一番大切なのは
クライアントに合っている企業に勤めてもらいたい
ということなんです。
収入や、知名度で選んでしまうと、マイナス要因が発生した時に、働く意義を失ってしまいます。
でも、自分に合っている(と感じられる)企業であれば、時代の変化とともに会社が変化していっても、順応できるのではないかと感じています。
ですから、今日のタイトルに戻るのですが
仕事探しは自分探しです
自分のことを、客観的に理解できていれば、自分がこれから歩む道も自ずと開けるのではないかと考えてしまうのです。