キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

昨日の日経新聞(社説)で、「早すぎ就活の是正」について述べられていました。

いま、社会のルールを決める人たちは、一発勝負の試験に勝ち進んできた人たちばかりなので、仕方ないのかもしれませんが、若い人材をじっくり育てたいという想いが本当にあるならば、就職活動の仕組み自体を、もっとフレキシブルにしてもらいたいと思うのです。

決められた枠組みの中で先行する受験、就職活動を勝ち進んできた若者たちは、組織の都合に合わせて動いてはくれるでしょうが、「ルール」という枠組みを超えて新しい発想を出してくれる人材になるのでしょうか。本当に大人たちはそこまで考えているのでしょうか。

もちろん、一発勝負の試験に勝ち進んできた強者ですから、能力は高いでしょうし、イザというときの勝負強さも持ち合わせていることは間違いありません。
私が言いたいのは、勝負に勝てなかったけれど、埋もれてしまった貴重な人材を掘り起こす仕組みを、社会全体として構築していかなければ、日本の競争力がどんどん落ちてしまうだろうという懸念です。

私がいま一番刺激を受けているのは、サルマン・カーンの考え方です。
「TED  サルマン・カーン」で検索していただければ、20分ほどの彼のプレゼンテーションを観ることができます。
そのカーンが言うには「私たちが恩恵を受けている肩書のどれほどが実際は偶然にもたらされたものかと思う」と述べていました。

文化の違いはあるかもしれませんが、子供たちが自主的に考えられるような社会的な仕組みを作ってこそ、若者は育つ人材になるのではないかと強く感じます。

キャリア・コンサルティング技能検定 第10回 2級実技(論述)試験まで、
あと84日