まだキャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。
新しい建造物では、はぼ間違いなくバリアフリーを意識した造りになっていますが、 古い建物になると改築で対応しることも少なくないので、微妙な段差が残ったり、スロープの角度が急だったり、というのも珍しい話しではありません。
私の子供がベビーカーに乗っていたから1~2歳児の頃だったと思いますが、今から10年以上前はバスや電車ではベビーカーをたたむよう注意され、荷物が多く移動が大変で苦労しました。ところが、今ではベビーカーのまま乗車することが当たり前になっています。
建物や、乗り物がバリアフリーを意識することで、肢体障害の方にとっては移動できるメリットを享受できるようになりました。
昨日の日経新聞では、体に不安を抱える方が参加しやすいよう配慮したツアーが増えているという記事があり、目に留まりました。
とはいえ、このようなサービスや商品を投入するに際し、純粋な障害バリアフリーの発想だけでは実現しなかったのではないかとも感じました。
すでに高齢社会になり、若年者の収入は下がる一方で、悠々自適な生活を送る高齢者の比率が高くなっています。つまり、このサービスにおけるバリアフリーに関しては、ビジネスとして、新しいニーズを取り込んだ結果の発想であるということです。
考えすぎかもしれませんが、日本はマイノリティに厳しい民族なので、手放しで時代の変化を喜べるには至りませんでした。
個人的には、流されやすい民族とはいえ、小集団をターゲットにしたサービスであっても、ブームになる可能性があるのも事実。これからは遊びの心を大切にしつつ、人にやさしいサービスがどんどん生まれてほしいと願います。