キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

イクメンという言葉が定着してしばらく経ちました。私の周りでも、共働きの家庭で産休+育休を奥様が取得された後に、旦那様が数か月の育児休暇を取得したる、そんな話も飛び込んできました。

業種、職種、地域や事業所ごとの文化によって温度差もあるのでしょうが、30代の夫婦の中には少しずつ家事・育児の分担が浸透しているように感じています。

昨日の日経新聞1面、Wの未来「男も動く①」では、組織のトップを務める男性たちが子育て同盟を組んでいることについて触れられていました。

2012年度、男性の育児休暇取得率は1.89%とかなり低い水準です。組織のトップから変えていくことで、どこまで浸透するのか見守りたいと思います。
大きな組織で、本当のトップからのトップダウンの指示は、中間管理職がコンセプトを理解できず、形骸化してしまうという傾向が強いのではないかと、個人的にはやや疑っている感は否めません。

私も、数年間は子供の学校行事に積極的に関わりましたが、小学校の教室に男性の保護者(主に父親、祖父)が入るのに敷居の高さを感じました。何度も足を運ぶにつれて、それは先入観だったのだと気づいたのですが、会社組織など社会的なグループは男性中心に構成されているし、学校や保育施設、介護施設などは女性中心に構成されており、特に日本では性差の壁が大きく立ちはだかっているようです。

先日、友人から、
子供に何か問題があったときには、「(妻に対して)お前がしっかりしないからだ!」という言葉をよく耳にした。
一方で、子供が何か成し遂げたときには、「(自分のことを)俺のおかげで、できたんだぞ!」という事が多い。
という話を聴きました。

私は、あまり気にしていませんでしたが、そうはっきり言われると、そうかもしれないと感じてしまうあたり、日本の子育てで父親が関われることが少ない(というか、認知されていない)のではないかと思ったわけです。

組織のトップだけではなく、組織全体で子育て支援できるような時代が来ることを切に願います。