キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。
昨日は、現在の職場で最後の修了式が行われました。
これまで、6か月、1年、そして2年と期間の異なる訓練生への援助を行ってきましたが、一つの節目となる送り出しでした。
彼らは、2年間の訓練を終えましたが、一つ困ったことが起きました。
修了式は、10時開始ですが、最終日は書類の配布などがあるため、通常通り9時に集合となっていました。
しかし、9時の時点で3名が欠席しています。
一人はバス遅延という電話連絡が入りました。
残りの二人は、何も連絡がありません。
9:30頃に、一人から電話連絡がありました。
理由は不明ですが、とにかく10時ギリギリになりそうだという連絡です。
もう一人は、9:30を過ぎても何も連絡がないため、自宅に電話をかけたところ
『本人は、10時集合だと思い込んでおり、先ほど家を出た』と答えが返ってきました。
どんなに少ない人数だとしても、修了式というのは、来賓がおみえになり、所長から修了証を手渡しされるセレモニーなので、念入りに準備が行われます。
修了証書授与のときには、職員が介添えとして隣に立ち、順番に手渡ししていきます。
その順番が間違えてしまっては大事(おおごと)なので、何度もチェックします。
訓練生たちにも、何度も集合時刻の話をしているのです。
18年間で、延べ1000人ほど見送ってきましたが、このセレモニーに遅刻してきたのは初めての経験でした。
普段から、話をちゃんと聴いていないと注意されることが多い若者でしたが、最後の最後まで直りませんでした。
こんな若者でも、きちんと正社員で内定が決まっています。
こんな状態で、社会に送り出していいものか?
どこまで注意して本人に自覚させるべきなのか?
たくさんの考えが、頭の中をグルグル駆け巡っていました。
これは、求職者に限った話ではありませんが、人の話はきちんと最後まで聴き、反復するなど確認することが大切なんだと改めて感じた出来事でした。
本来、こういうことは親がすべきなのだと思いますが、最近ではご家庭でしつけられることなく大人になった困ったちゃんとの出会いも珍しくありません。。
キャリア・コンサルティング技能検定 第9回 2級試験の合格発表まで、
あと13日