まだキャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

タイトルの質問は、ある若者に将来の夢を訪ねた時の答えです。
お金持ちになりたいという直接的な夢を聞いたのはいつぶりだったでしょうか。

最近は、生活ができる最低限の仕事があればいいとか、別に正社員でなくても構わないとか、下流志向が強いような感覚だったので、個人的にはかなり刺激になる言葉でした。

昨日の日経新聞・社会面で「合格者にも不安の声」という見出しで、司法試験の合格者発表に関する記事が目に留まりました。

士(師)業と呼ばれる業種は、高収入で食いっぱぐれがないと言われてきました。実際、司法試験により弁護士/検察官/裁判官を目指す方にとっては、一生モノの安定収入の望める仕事という側面もあったのではないでしょうか。
そんなことを書くと、正義の気持ちが一番だといわれる方もいるでしょうが、これだけ弁護士の就職難が鮮明になってくると正義で飯は食えないといった想いになる方もいるのではないかと感じます。

では、高収入を得るために必要なものは何でしょうか。
簡単に書けば、未来に必要とされるもの(こと)を予測し、それに向かって誰よりも早く提供できるよう準備することです。

20年前に、電子書籍がこれだけ普及すると予測した人はどれだけいるでしょうか?
Amazonの日本法人が設立されたときに、10年後に大化けすると明言した人はどのくらいいるでしょうか?
一度はIT業界での存在感を失ったApple社が、こんなに世界的な影響を与えるようになると、だれが考えたでしょうか。

いずれも、目の前の利益ではなく、個人や組織として信念を貫いた結果、賛同する人が増えて利益がついてきたものだと考えます。

どうも、お金(収入)を主体的に考え方に共通しているのは、短期的なものの考え方や、一攫千金的な発想なのですが、実際に社会で成長し成功するのは、長期的なビジョンを持っている人たちではないでしょうか。

大成功と報じられることは、実は5年も10年も前から取り組んだ成果であることが多いのですから、未来の成功のために今(現在)何かを始めませんか?

平成25年度(後期) キャリア・コンサルティング技能検定の申し込み開始まで、
あと13日