まだキャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。
大学卒業後、非正規雇用が続いていたので、そろそろ年齢的にも正規雇用の仕事に就きたい。
こんな要望をよく耳にします。
日本は、同じ仕事であっても雇用形態によって待遇が異なりますから、少しでも待遇の良い場所に身を置きたいと思うのも不思議ではありません。
昨日の日経新聞・経済面、『ハケンの変革「あえて非正規」』という記事が目に留まりました。
日本のような、新卒一括採用が恒常化している社会では、学卒時の就職でコケてしまうと負のスパイラルに陥りやすくなります。その裏側には、「正規雇用=安定」という固定概念が生み出すキャリアに対する思考停止状態があるのではないかと考えます。
私のいう「思考停止状態」とは、職業人生としてのキャリアプランが明確にならないため、結論を先延ばしにするために正規雇用で時間を稼ごうという考え方です。
ちょっと意味は違うかもしれませんが、仮面浪人のようなものでしょうか。
記事の中では、大学院時代に2年間「派遣教師」として過ごし、現在は専任教諭として正規雇用に就いた方の事例が書かれていたのですが、その方は非正規雇用のメリットを考えていたそうです。
一般的に、教員は教えるというメインの(だと世間からは思われている)仕事よりも、書類作成、会議、部活動の顧問などが多くを占めているのが現状だそうです。しかし、非正規雇用の職員であれば、職員会議に出る義務がなく、部活動の担当もしなくてよいなど、純粋に「教師の経験を積むのに都合が良い」ため、キャリアの踏み台としてハケンを利用したのかもしれません。
さらに、正社員からの出口として派遣を選ぶ方もいるとのこと。詳しくは、ぜひ記事をご覧ください。
以前、「私はあえて買わない主義」というフレーズで高級賃貸マンションのTVCMを見かけましたが、ライフプラン、キャリアプランの中で合理性があるならば、あえてハケンという主義もアリなのではないでしょうか。
平成25年度(後期) キャリア・コンサルティング技能検定の受検申請期間中です
10月8日(火)の消印有効ですが、特例講習による学科試験免除が適用される最後の試験なので、申し込みはお早目に
申請用の写真を撮ると、申し込もうという気持ちになるかもしれませんよ