キャリアコンサルティング技能士(2級)を目指している、じゅん です。

私が今の職場に採用された18年前は、昭和の香りが漂う組織のトップに豪快な人間がいたものです。いわゆる職人気質のタイプで怒られるときはとても怖かったけれど、イザというときにはとても頼りになる方でした。
確かに、昔は多くの「ハラスメント」が横行していましたが、意思決定のスピードも速かったように思います。

現代は、根拠の明確にし理解してもらうことから始まり、途中経過のアウトプットも求められ、新しい取り組みに対してはリスクにばかり焦点があてられるという傾向が強くなっているように感じます。
これまで日本の技術力を支えてきた「アイデア」が、埋もれてしまうことが多くなってしない、結果として人材が海外に流出している、そんな流れも感じられます。

昨日の日経新聞、総合・政治面で『地方発 成長のヒント(1)「とがった能力」集める』という記事が目に留まりました。

新しい技術というのは、これまでにない発想から生まれることが多く、そのアイデアを出せる人間というのは、常識の概念から外れた発想ができる才能ではないかと考えます。
しかし、その独特な発想を許容できる組織・上司でなければ、埋もれてしまうでしょう。埋もれるだけならまだしも、批判・否定されることで自信をなくしてしまうケースも少なくないと思われます。
個性を育てたいとは言うものの、実際に個性を尊重してくれる企業は数少ないのではないでしょうか。

先日、ある社長の話を伺ったときに、その方が起業するきっかけとなったのは自分の夢を実現したいという想いが大きくなったからだと話してくださいました。
夢の実現には、たくさんの壁がはだかるかもしれませんが、一緒に乗り切る仲間が得られることで常識の枠を外れた結果が出せるようになるかもしれません。

自分の応援団をいかにたくさん作るかが再就職への近道なんだ、とクライアントに話すことがありますが、まさに夢を追いかけるというのはそういうことなのかもしれません。

第10回 2級キャリアコンサルティング技能検定の合格発表まで
あと2日